まず初めに、
毎日ご家族のため・または誰かのために献立を考え作ってくれている
奥様・旦那様、大変ご苦労様です。
毎日の献立を考えるのは時間もかかるし、
同じメニューにならないように頭も使います。
仕事終わりにスーパーに寄って、
晩御飯のメニューを考えながら材料を買い、
家に帰って急いで作って子供達に食べさせる。
料理するのはめんどくさいしサボりたいけど、
外食に頼ってしまっては食費がかさむし、
栄養バランスも偏ってしまいます。
そう悩んでいた過去の自分に向けて言いたい。
今日から自分だけのオリジナルの献立表を作ってみませんか?
▼この記事を読んでほしい方
・毎日献立を考えることに疲れている方
・仕事帰り時間に追われている方
・毎月の食費を極力抑えたい方
・食材の買い出し頻度を減らしたい方
目次
はじめに
我が家が献立表を導入したキッカケは、
とにかく私たち夫婦は時間配分が苦手で、
自由時間がほとんど確保できない毎日に嫌気がさしていたためでした。
我が家は夫婦共働きなので、
クタクタになるまで働いた後に子供を迎えに行って、
スーパーへ晩御飯の食材を買いに行き、
家に帰れば子供の汚れたお弁当箱を洗いながら晩御飯の用意を同時並行でこなしていく。
これはとある一日の出来事を例に挙げましたが、
子供の服が泥だらけなんて臨時のイベントが起きれば自ずと時間がおしていき、
時計を見ればあっという間に21時過ぎ。
子供を寝かしつけていたら自分も寝落ちして、
また忙しい朝がやってくる…
ひたすらこのエンドレス。
子供達につきっきりで過ごせる時間は今しかないと頭ではわかっていても、
ほんの30分でいいからスマホを見ながらソファーでダラダラしたい…
夫も家事育児に協力してくれるものの、
それでも時間が足りないと悩んでいた時目に入ったのは、
長男の保育園から毎月配布される給食の献立表でした。
献立表を作るメリット
給食の献立表を見た後に、
どうして毎日時間に追われているのか改めて考えた結果、
【スーパーへの買い出し】に多くの時間を奪われていることに気がつきました。
・スーパーへ車で向かっている時間
・買い物かごを持ちながら何を作るか考えている時間
・食材を選んでいる時間
・レジで自分の順番が来るまで待っている時間
これだけの時間を毎日消費していました。
毎日のことだから慣れれば早いという意見もあるかもしれませんが、
そもそもスーパーに行く時間が無ければ、
既に食材が家にあれば、
何を食べるか決まっていれば、
献立のために費やしている時間を丸々自由時間にできるかもしれない。
そう思ったその日から我が家の献立表作りがスタートしたのでした。
そこで早速、
Excelの得意な夫に我が家だけの献立表を作りたい旨伝えたところ、
夫も自由時間がないことに悩んでいたようで、
快く引き受けてくれました。
そして次の日に渡された献立表がこちら↓
昼間は夫婦共々職場にいるので晩御飯のみの献立表になりますが、
・日付
・メニュー名・メニュー数
・材料
・ご飯(米)の有無 etc
必要最低限の情報だけを記載した我が家だけのオリジナルの献立表が爆誕したのでした。
(曜日下にあるアルファベットは夫の勤務形態のようです💦)
そして早速、実戦投入したところ…
20時には食事・お風呂・洗濯など、
全て済ませ念願の自由時間を確保することに成功しました!
(寝る時間まで1時間余りの自由時間を作ることに成功)
正直、
「献立表を導入したところで対して変わらないだろう…」
何て思っていたのですが、
メニューが既に決まっていることで、
立ち止まる時間が無くなり次の行動が明確になりました。
更に献立表を導入するにあたり、
買い物リストを併用して作成し、
数日間の食材をまとめ買いしつつ、
無駄なものは買わないことで余計な出費を抑えることに成功し、
商品選びに迷わないことで短時間で買い物を済ませることができました。
つまり献立表を作ることにより、
・毎日何を作るか迷わないで済む
・買わなければならない食材が明確になる
・余計な出費を抑えることができる
・忙しい毎日に余暇の時間を作ることができる
これだけのメリットを享受できます。
我が家はExcelを使って大分無骨な献立表を作りましたが、
今はスマホアプリの
・クラシル
・クックパッド
・デリッシュキッチン etc
誰でも簡単にオシャレな献立表を作ることができるので、
この機会に是非自分だけの素敵な献立表を作ってみてはいかがでしょうか?
献立表作成をオススメする理由
前述にて献立表を作るメリットをお話ししました。
ここからは何故、
献立表を作ることをオススメする理由について話していきます。
その理由は3つ
① 常に献立を意識できるようになる
② 毎日同じメニューが存在しない
③ 子供へ献立表をプレゼントできる
①から順を追ってご説明していきます。
① 常に献立を意識できるようになる
献立表を作ることで必ず直面する問題は、
献立のレパートリーが単調になってしまうことです。
我が家を例に挙げると、
なるべく野菜と鶏肉を中心とした食生活を心がけていますが、
それ以上に子供に食べてもらえるような料理を意識して作っています。
そして子供うけのいい料理といえば何といっても【カレーライス】。
この日だけは例えどんな材料をカレーに入れたとしても、
モリモリ食べてくれて嬉しい限りですが、
毎晩カレーは飽きてしまうし、
海産物や卵など違う栄養も偏りなく摂取しなければなりません。
子供に食べてもらえて栄養も食材も偏らない。
そんなメニューを作るには、
常日頃からレシピの勉強や研究をする必要があり、
それ相応の努力が求められます。
ですが、
献立表を作るようになってからは、
仕事の休憩時間に見ているTVやSNSの料理紹介、
普段何気なく見ている雑誌の一部に掲載されているレシピ、
料理の勉強になるツールは身の回りに沢山あることに改めて気がつくようになります。
それらをただ見るのではなく、
学びの場としてレシピの数・料理の小技など、
吸収して献立表に反映できるようになっている自分に驚くはずです。
② 毎日同じメニューが存在しない
献立表作りはおおよそ一週間単位でのローテーションになると思いますが、
2日続けて同じメニューにする方は恐らくいないのではないかと思います。
また、お気に入りのメニュー内容であっても、
前回食べたのは何日くらい前なのか等、
日付を見れば一目瞭然なのが献立表作りのいいところです。
なんて、
栄養バランスを考えながら作っていれば、
自ずと毎日違ったメニュー内容になるので、
偏った栄養過多を防ぐことができます。
③ 子供へ献立表をプレゼントできる
これはあくまで我が家が思っていることですが、
子供達もいずれは家を出ていき一人暮らしを始める日がやってくると思います。
親としては子供が自立して一人で暮らしていくことに、
寂しさと誇らしさの二つの感情が入り乱れるところではありますが、
できる限りのサポートはしてあげたと思ってしまいます💦
そこで考えたのは自作の献立表をファイリングして保管し、
子供達の一人暮らしの記念にプレゼントしようかと思ってます。
(いらないなんて言われないか心配ですが…)
初めての一人暮らしは仕事と家事の両立で、
外食が多くなってしまうことは仕方のないことだとは思いますが、
まずはキッチンに立って包丁を握るところから始めて欲しい。
そのキッカケ作りに献立表を使ってもらえれば親としても嬉しい限りです。
(これまで作ってきた甲斐があります)
献立表導入前後での食費の比較
我が家は献立表を導入してから4年間以上継続していますが、
作る前と作った後で変わったことは余暇の時間だけではありません。
献立表作成の最大の魅力は何といっても【食費】が浮くこと。
これに尽きます。
献立表導入前後の食費は1ヶ月あたり(我が家は5人家族)、
導入前 12万円に対して導入後 9万円。
(導入前後3ヶ月の平均値を算出したものになります)
毎月3万円の食費節約に成功し、
これからも継続して行なっていくことで更なる節約効果が期待できます。
献立が決まっていること=作る料理が決まっている。
↓
料理が決まっている=買う食材も決まる。
↓
つまり無駄な買い物が減ります。
思えば計画性もなく買い物をしていた頃は、
食べたい物を好きなだけ買い物かごに入れていましたが、
買い物リスト内の食材だけを買う今では異常なことだったと思います。
これではお金は増えるどころか減る一方だし、
食べきれもしない量を買っても、
期限切れで使わずして捨ててしまうことが多々あった反省しています。
(特に卵)
食べ切れる量を期限内に食べることができるようになるのは献立表のおかげであり、
食材に対しても無駄なく消費できるのでとても健全です。
献立表作成の副産物
献立表作成は時間も作れて・お金も作れる
身近な優れものであることを長々と説明してきましたが、
気がついたらこんな能力も身についていた!
なんてものが一つだけあります。
それは、管理する能力が格段にUPするということ。
例えば買い物をする前に、
期限間近の調味料はないか・在庫のストックはあるかどうか等、
少しでも無駄な買い物を減らすために常日頃から確認しておく。
この癖が身についてしまえば買い物に限らず、
家中のメンテナンスが行き届くようになります。
お掃除ロボットのフィルター交換であったり、
外出時に履いているスニーカーを磨いたり、
大小様々なことですがどれも長く使うためには大切なことです。
長く使うということは買い替えの頻度を減らすことができ、
結果支出を抑えることに繋がります。
管理する能力を上げることで、
身の回りの物に対して敏感になり、
少しの変化にも気がつける人間へと自分をレベルアップさせることができます。
ふるさと納税とうまく併用
【ふるさと納税】は2000円の実費で好きなものと交換できて納税もできる、
食費を少しでも抑えたい主婦にとっては心強い味方です。
(ふるさと納税についての説明は別記事をご参照ください)
食材の買い出しに行く方であれば特にわかると思いますが、
海産物や牛肉などは少量であっても中々高額な買い物になります。
そこで活躍するのが【ふるさと納税】です。
この制度を利用すれば、
普段なら買うのに躊躇してしまう高額な食材を心置きなく買うことができて、
確定申告をすれば勿論納税もできます。
また、ふるさと納税の返礼品をその日だけで消費してしまうのではなく、
小分けにして冷凍しておくことで様々な料理に活用することができます。
(そもそも返礼品が食材の場合はかなり大盛りなので、大家族でない限り食べきれないと思います)
このように【ふるさと納税】の返礼品を献立表のメニューに織り込むことで、
いつもより豪華な食事を効率的に楽しむことができます。
まとめ
献立表を作ることは全てのご家庭が導入すべき最重要事項であり、
導入することで沢山の恩恵を受けることができます。
勿論メニューのレパートリーがある程度無いと献立表が成立しない、
献立表を作成する時間がかかるなんてデメリットもありますが、
メリットの方が圧倒的に多い・努力次第でどうとでもなるので、
家計管理に本気で取り組もうとしている方なら尚のこと導入は必須です。
そして家計簿をつけていれば気がつくと思いますが、
毎月の出費を一番抑えることができるのは恐らく食費です。
この普段の生活に一番関係する支出を制した時、
みなさんの蓄財をみるみる増やし、
このブログのテーマである【FIRE】(早期リタイヤ)にどんどん近づくことができます。
オリジナル献立表を作ることは”楽”では無いですが、
頑張った分だけ結果として顕著に現れます。
是非真似をして、皆様の家計管理に役立ててください!